せやねん せいなん

「せやねん せいなん」にようこそ。 「せやなぁ」「せやねん」とお互いの価値観を認め合い、誰もが自分らしくいきいきと暮らせるまち「箕面せいなん」 そんな地域づくりをめざしたささやかな活動をご紹介

ささゆり会~たいせつな居場所・交流の場そして見守りの場づくり

ささゆり会は、月1回(毎月第3木曜日の午前10時30分~正午)、地域のお一人暮らしの高齢の皆さんに集っていただき、運動やおしゃべり・会食の機会を持っています。
そして相互の交流を促進しつつ見守や声かけ、問題の早期発見に心掛け、誰もが安心して暮らせるまちを目指し、40年にわたって活動を続けています。


さて、1月の活動日の19日、開始1時間前の9時30分には、ささゆり会に集うボランティアの皆さんが集合、手際よく昼食の調理を始めます(今月は、ちらし寿司、ほうれん草と人参の胡麻和え、そしてアサリのお吸い物)。
10時30分の開始前になると、参加予定の皆さんが順次ご到着。
「明けましておめでとうございます。お正月はどないしてはったん?今年もよろしくね。」
と一人ひとりに声かけ、さりげなくも体温と体調チェックもしっかりと。
事前に欠席連絡がなく、来られていない方には電話。
「もしもし、どないしてはるの?今日は1月のささゆり会の日ですよ。えっ?忘れてたん?まぁ時間はあるし、慌てんとゆっくりと来てください。ほな、待ってます。」
と、安否確認も兼ねて連絡。


いつもの顔ぶれがそろったところで「では、まず体を動かしましょう。」と、耳のセルフマッサージから。寒さ厳しい折、血流をよくすることが肝要、と言う事で、耳、目、首、腕~順次セルフマッサージとストレッチで足の指先までほぐしていきます。
体温も上がり、気分も上々('◇')ゞ
股関節ストレッチの時のコメントが興味深い「横断歩道を歩く時、1回の青信号で渡りきる自信がありますか?横断歩道の白い線をまたいで歩いていますか?歩幅がだんだん小さくなってきていませんか。歩幅を大きくとるよう、常日頃から心がけましょう。その積み重ねが大切、出かける時の自信にもつながります。」

ご飯の準備もでき、好きなテーブルに座って「では、いただきましょう!(^^)!」と美味しい昼食に舌鼓。
「皆さんお箸で食べてはるね、よかった、よかった。」とさりげなく指先の動きも確認。
手は「第二の脳」と呼ばれ、指先などを動かすことで脳の血流量が多くなり、認知症予防や物忘れなどに効果があるとされています。


この随所にみられるさりげなさと、居場所としての各人の垣根のなさは40年の歴史のなせる業かと深く感じ入り、参加者さんが焼いてこられた「うさぎの箸置き」をお土産にいただき、ふるさとを口ずさみながら会場を後にしました。
そういえば、この童謡を聴いた時、母に「うさぎって、おいしいの?」と聞いたのを思い出しました。